平成に生まれて
現在29歳となれば平成元年に生まれたということになるか・・・
そう私は、平成元年に生まれ
平成の世を、生きてきたのである。
思い返せば、2008年にリーマンショックが起きて、2011年に東日本大震災が起きてというように、往々にしてイヤな出来事の記憶が蘇ってくるのである。
やれ「ゆとり世代」と蔑まれたことも記憶に新しい。
人間にはいいことよりも、嫌な出来事の方が記憶に残ってしまうものなのだろうか。
ただ、そういった出来事が、
平成生まれの人間のせいだと押し付けるのはどうだろうか・・・
「ゆとり世代」という言葉については、以前、お客様(ご年配の偉い方)と会食の席で「〇〇さんは、こういう風潮をどう思いますか」と聞かれたことがある。
私は「ガキの頃は、ただそのプログラムを受ける立場でしかなく、作った大人に逆らう力もなかったし、批判できるだけの脳もありませんでした。与えられたから、それを受けるしかなかったんです。」と身分も弁えずに、泥酔しながら回答してしまったことがある。
その時、そのお客様は「そうだよね。我々の世代が作ったものだよね。」といいながら頷いてニコニコと話を聞いてくださった。(笑顔が逆に恐ろしい)
私は、「これだから最近の若者は・・」的な説教を受けると思っていたけれども、器量の大きな方もいるもんだなと感銘を受けた。
ただ、そのあと「あの頃はよかった・・・」という言葉が出たので、「ああ、やっぱりこの年代ってあんまりいい時代ではなかったのか」とガッカリしてしまった。
令和に生まれる人達には、自分の生まれた年代に良い印象を抱いてもらえるといいなと思うわけですね。
頼む・・・誰か平成の良かったところを教えてくれ。
頼む・・・間違って俺の口座に多額の金銭が振り込まれてくれ!!!